※終演後の勢いすぎて終始意味わからない文章です、悪しからず(苦笑)
Hey!Say!JUMPを結成当初から応援している私は、元々山田担だった。山田担を8年ほどしていた。
このブログを始めた頃も、もちろん山田担だった。
山田涼介という自分と同い年のアイドルを好きになるのは必然だったのかもしれない。
彼が中学1年、2年のときに出演したドラマ「探偵学園Q」はクラスの女子全員が観ているほどの人気だった。同時期に結成された旧Hey!Say!7も女子中学生の心を掻っ攫っていった。彼らの「Hey!Say!」「BONBON」という楽曲が、人気アニメのOP&ED曲となったことも相まって、アイドル好きのみならずアニメ好きにまで彼らのことが浸透していた。
Hey!Say!JUMPとしてデビューしても、10代女子への刺さり方は凄まじく、バレーボールのサポーターとしてリリースしてきた数々の曲は、あの頃教室で誰かが口ずさみ、カラオケに行けばその場にいる全員で踊って盛り上がった。
例に漏れず、私もそんなふうに山田くんを知り、Hey!Say!JUMPのファンになった。
そんな風に10代から支持されてきたHey!Say!JUMP。
当時、嵐が売れに売れまくっていたという背景があったことを踏まえても、若い平成生まれの彼らの健闘ぶりは見事だったと思いたい。
その中でも、みるみるグループ1番人気になり、同世代アイドルのトップを走るようになったのが、我らが山田涼介だった。
メンバーの中島裕翔とのセンター交代劇は、今なお語り継がれるほど衝撃的な出来事だったことに変わりはないのだが、長く山田担をやっていた私からすれば、センターになったあとの山田涼介の活躍の目覚ましさのほうが凄かった。
中島、知念、有岡と4人で主演を務めたドラマ内では、主人公が中島裕翔の演じる役でありながらも山田涼介の役の見せどころが多かった。
その後、弱冠15歳の彼に次々と単独主演の話が舞い込み、あれよあれよとグループのセンターや主演俳優の看板を背負わされる期待のホープになった。古畑任三郎や金田一一といった歴史ある役や作品がこぞって彼を真ん中に据えた。
彼と同じく10代だった私は、当時は露出があるというだけでとても嬉しかったし、供給される全てを味がしなくなってもしゃぶり続けるかのように堪能し尽くしていた。
けれど、今なら思う。
グループの売上やドラマの視聴率、CMスポンサーとのしがらみ、アイドルとしてのイメージ、主演・座長としての気配りや振る舞い…などなど。
大人でも気が狂いそうになるほど重い責任や重圧を、10代の山田涼介は背負っていた。大人が簡単に背負わせていた。
さらにNYCとの兼任や学業との両立。
そしてソロデビュー。
人気や活躍の代わりにどれだけ自分自身を削り消耗し、プライベートや青春を犠牲にしたことだろうか。
想像しただけで胸が痛い。
それでも、山田涼介はキラキラアイドルとしてステージに立ち続けてきた。しかもどセンター、第一線、誰もが憧れるキラキラのスター街道を走り抜けてきた。
同じ事務所のタレントからも一目置かれるような存在で、同じグループのファンでさえ全員が全員温かかったとは言えない時代や場面もあった。
時に孤独を抱えていただろう、時に投げ出したくなるほど苦しかっただろう。
そんな山田くんは、どんなに大人になるのだろう、10代の日々が傷にならないだろうか。
人気が出て忙しくなることは、ひとりの人間・山田涼介の人生にとっては幸せなんだろうか。
そんなふうに山田くんを見るようになった。
気がついたら私は、山田涼介にとにかく想いを馳せて、とにかく心配する山田担になってしまっていた。
全媒体をチェックし、彼の発言内容、表情、声色、言葉の選び方、抑揚から、彼の思考を想いを深読みをした。恐ろしいほど独り歩きする彼の活躍ぶりを見て、グループから彼が遠ざかってしまうのではないかと感じて怖かった瞬間もある。そして、それは彼の本意ではないような気がして、余計に心が苦しくなった。
だから、私は
「山田くんの真意を誤解なく受け取るファンだよ」
「あなたの気持ちをよくわかってるよ」
「あなたの活躍を応援してるよ」
「山田くんのことが好きだよ」
と、山田くんが悩む時、迷う時、いつだって言ってあげられるファンになりたいと思った。
自分自身の言動で、影響力で、ファンがどう思うかを考えて、窮屈になって苦しそうな山田くんを見たくない、ビジュアルの変化や作品の盛り上がりで離れていったり戻ったりするようなファンとは違って、いつも変わらずここで山田くんのファンをやっているよと言えるファンになりたい。
その一心だった。
山田涼介という人間は、確かに才能があるし、人気がある。
その一方で、本当に普通の人で、普通に良い子で、素朴で飾らず、闘志とガッツは人一倍あるけど、それ以上に協調性の塊だし、結果や成果を出すまでやり切る負けず嫌いで努力型の人だ。
そして、大真面目で素直で正直で、優しいところもある。
お姉様と妹様に挟まれた間っ子のパーソナリティが強すぎて、配慮と気遣いだって息をするようにする。
演出やパフォーマンス、身体作り役作りにはストイックで、プロ意識も高いが故に、譲れないところは譲らない頑固さもある。
山田くんは、熱狂的な人が多い彼のファンに対しても、誤解のないように、思いがけないところで火が立たないように、でも自分を曲げて機嫌を取るわけではない、そんな振る舞いをしていたときもある。
すり減ってないか?山田くんは幸せなのか?
私は山田涼介というアイドルそして人間が大好きすぎて、山田涼介のファンでいることが辛くなった。山田くんの心配をしすぎて自分の生活がままならなくなった。
それだけが理由ではないのだけど、
それもかなり大きな理由で、山田担を辞めることにした。
今年で山田担を辞めてから10年になるみたいだ。
山田担を辞めたとはいえ、私は今日まで変わらずHey!Say!JUMPを続けていて、グループのメンバーとして山田くんのことを見てきたつもりだ。しかし、山田担としての熱量を無くして見ると、さらに山田涼介の凄さや魅力が分かるなと感じたのも、山田担を辞めてからだった。
自分なりの山田涼介像を持つことを辞めたからこそ、みんなに愛される超人気アイドル山田涼介の良さに気づけた。
そんなタイミングでのソロ活動だった。
これを読んでくださっている方の中で、私と同じように2013年ごろに山田担・JUMP担だった方がいらっしゃれば、共感して頂けると思うが、かつて「山田涼介のソロ活動」というワードは、取り扱いに注意を要するものだった。
ソロデビューが発表された当時に心を支配した嬉しさだけではない、複雑で少しほろ苦いような気持ちが、2025年の今でもふと蘇り心にトゲを刺すことだってあるほど、慎重になるトピックだ。
2013年、20歳を目前にしたソロデビュー。
山田担だけではなくHey!Say!JUMPのファン、事務所のファン、山田くんを好きな人が全員楽しみにしたが、本人はとにかく「嫌だった」「最初で最後」「1人のMV撮影は寂しい」と静かに抵抗する様子だった。
後日談として、仕事量や仕事内容が本人の意向と乖離しすぎて事務所を辞めようと思ったというような主旨のエピソードを聞き、「山田くんのソロ曲が増えるのは嬉しいが、なぜHey!Say!JUMPじゃダメなのか」をぐるぐると考えていた自分と同じだったのだなと報われた気がしたほどだ。
そこから12年の年月が流れた2025年。
アーティストRyosuke Yamadaの活動が始動した。
デジタルシングル2作に続いて、ソロアルバムにソロアリーナツアー。
もう、文句を言う者は誰もいない。
むしろ文句なしに心から喜ばしいニュースだった。
それでも、彼は今回ソロ活動することになった経緯を語る際に、2013年の頃の自身の気持ちや状況からの変化を有耶無耶にすることなく、そしてまたファンに最大限の配慮をするかのように語った。
そういうところが昔から変わらない彼らしさだと感じた。
グループのツアー同様のツアー日程と公演数にも関わらず、チケットはそう簡単には取れなかった。
当初の申し込みに落選し、プレガイでもチケットが取れず、山田担ではない自分はお呼びでないのだなと諦めたが、公演直前に制作開放席で当選することができた。
山田担だった頃は、私自身も10代だったこともあり、本気愛のファンと一緒くたにされたくないという捻くれた考えでメンバーカラーなんて絶対に身につけたくなかったし、うちわもファンサもいらなかった。
でも、今回は久しぶりに山田担になりたいと思えた。
手持ちの服から探し出した赤に服を着て、山田くんのうちわを持って、ワクワクしてルンルンしながら会場に着いた。
明かりが落ち、開演すると一気に赤色に染まる見たことのない景色が広がった。
美しさや歌と踊りの巧さは言わずもがな、山田涼介の空気感や生き様、歴史…アーティストとして人間として、どのようにここまで生きてきて、どんな"居方"をしているのか、全部が詰め込まれていた。言葉での説明がなくても感じ取ることができて、とても嬉しかった。
最前線で向かい風を全身で受けて息もできなかった10代から、少し自分本位に興味やアンテナの向くものを伸ばし熱中した20代と、山田くんはいつだって全力で駆け抜けて来たからこそ紡げた歴史があると感じた2時間だった。
「ああ、山田涼介はついにこんなところに到達してしまったのか」と思った。
振り返れば、山田くんはいつだって山田くんらしくそこに居たかった人だし、そう居られるようにもがいてきた人だ。
でも、こんなにも自然体でいながら、最高峰のエンタメを体現することだってできる。何も無理していないのに、極上の空気感を作ることができる。
山田くんが歩んだ道全てが今の山田くんを作って、全てに意味があったんだと思えた。
山田涼介という人間が大好き過ぎるが故に離れたけれど、やっぱり大好きだし本当に凄い人だと思えた。
10代の頃からプロ意識が高くしっかりしていた山田くんだけど、やっぱりどこか幼いところもあった。その幼さがなくなり、成熟した良い大人になっていた。
「これどっかで見たな」
「これはあの影響を受けているのかな」
「山田くん最近こういうの好きだもんな」
みたいなものが一切ない、正真正銘山田涼介の産み出したエンタメだった。
これまで全てを背負って来た人が全てを解放して、そこに立っていた。
ファンが、私が、どんな種類のどんな形の愛情や矢印やエネルギーを飛ばそうとも全部受け入れてくれる。
そんなタフさや余裕が見えた。
若い頃は「これが自分なんだ」「本当はこう考えている」を、誤解されないよう言葉を選んで伝える彼だったが、そんなことをしなくても良いと思えるようになったのか、ファンの山田くんの解像度が上がったのかは分からない。
でも、1人ステージに立つ山田くんは、Hey!Say!JUMPの山田涼介とも違う、より素なんだけど、よりアーティスト・表現者としてのプロフェッショナルを感じる。
だけど、何かを伝えたい表現したいというよりかは、「この時間だけは嫌なことを忘れて楽しんで欲しい」というファンファーストなアイドルマインドを持って佇んでいてくれる。
自分でも何を言っているのか全然分からなくなってきたけど、過去も現在も未来も山田涼介がアイドルの羅針盤であり模範解答で、天下というわけ。
来る者を拒まない、愛を拒まない、アイドルとして愛されているという自己肯定感が高い。
背負って戦って傷ついて、でも美しい、至高であり極上である。
これぞ、スーパースターだ。でもスーパースターという言葉じゃ、やっぱり語り尽くせない。
山田涼介が辿り着いた到達点は、山田涼介の完成形でありながら余白のある世界だった。
こんなところに来たんだ。
本当に今までよく頑張って来たよ。よくぞ頑張って来てくれた。
推しがいつ表舞台から姿を消してしまうか分からないこの時代に、次はどんな姿を見せてくれるんだろうとワクワクさせてくれるなんて。独立ブームの昨今に、グループもソロもお芝居もバラエティもSNSもやりたいこと全部できる環境に居てくれるのがどれだけ凄いことか。
それは、これまで山田くんが、たくさん頑張ってきたからで、それを周りのスタッフやメンバーもファンもよく分かりすぎているからで。
山田くんの歩みがなかったら、こんなにも奥行きのある今になっていなかったと思うと尊くて、大切にしたいとのだけど、何をどう大切にしたら良いのかわからない。
山田くんのことになると、私は本当に…気持ち悪いな!!!(語彙力)
とにかく、こんなに素晴らしい景色を見せてくれてありがとう!!山田くんがアイドルとして生きる世界線に居られること、同じ時代に生まれ生きられていることを心から嬉しく思ったソロコンでした。
1人で歌って踊ってMCをして…時に1日2公演もあり…ドラマもやりながらで、相当なハードなツアーかと思うけど、元気に怪我なく完走できますように!!
幸せな時間をありがとうございました。
P.S.
以下、具体的な曲名や演出について触れますので、ネタバレ注意。行く方は絶対にセトリも見ないことをお勧めします。
昔の曲もやるのだろなとある程度予想していたものの、「パフューム」はさすがに予想外で、イントロが流れた瞬間腰が抜けた。脊髄反射で、鳥肌が立って、血が疼いた。
当時の少クラの映像、ファーストコンの映像がフラッシュバックして、14歳の山田くんの声が脳内で重なって流れた。
VHSに録画した映像を何度も何度も繰り返し観ていた14歳の自分を思い出したというか、14歳にタイムスリップしたようだった。あの時からずっと同じ時間軸の上にいて、あの時の延長線が今なんだ。あの時からずっと私はHey!Say!JUMPが好きで、山田くんもHey!Say!JUMPとしてずっと私たちの前に立ち続けてくれていたということだと思うと、勝手に涙が出た。
山田涼介とHey!Say!JUMPは、確実に私の血肉になっているのだと痛感した。
昔の山田担は、同担拒否や熱狂的なガチ恋が多く、さらに母数も多いので、嫌悪感を抱く他担も多かった印象だった。
度を超えた応援をするファンも多くファンマナーと治安の悪さにも定評があった(不名誉すぎ)。
そのため、かつての山田くんは、自身がファンから恋愛感情を抱かれる存在であることを弁えた言動を常にしていたが、今回会場にいたのは文字通りの老若男女だった。
彼のゲーム配信やドラマ・バラエティ、諸々の活動を通して、幅広いファン層に支持される存在になったことを実感した。
それもあってか、MCの進め方やファン対応も友達のように親しみやすい雰囲気にだったように感じた。
アイドルとしても俳優としても頂点に君臨し別格な存在としてのイメージを確立させ、一方で可愛らしく親しみやすい雰囲気や好きなことをプロレベルまで極めるマニアックな気質で敷居を下げる。
芸歴約20年で、恋愛対象から友達になりたい親しみやすい存在へとファン層を移行させてきたイメージチェンジが自然すぎるし、ブランディングがまじで素晴らしい。
何をやっても山田涼介らしくなるな。
オープンAI?プラットホーム?フリー素材か??(良い例えが出ない)
ここまで「山田涼介」というジャンルを作り上げたセルフプロデュース力の高さに脱帽。
そして、山田くんは魅せ方が上手い。
いや、魅せ方が上手いというよりかは、もちろん上手いんだけど、「どんな山田涼介を魅せたらファンが喜ぶかを察知する能力」とそれを具現化するために「引き出しを使いこなす能力」が高すぎる。昔からだけど。
しかも、持ってる引き出しが生まれ持った才能(音感、歌心、体力、運動神経、体幹の強さ、演技力、表現力)と努力に美貌に良い性格という…もう誰も敵うわけがない。
苦しかったこともあっただろうに、こんなに健やかにスレることなく真っ直ぐに、お高く止まらず変に庶民離れしすぎず居られることから察するに、10代の多感な時期にご家族の献身的な支えがあったんだろうな。
あったかい愛情たっぷりのご家庭で育ったから、山田くんはお仕事を続けられて来たんだろうなと、ご両親・ご姉妹・ペットたちにも敬意と感謝。
そして、なんだかんだ身近なスタッフも良い大人が多かったのかもしれない。今も昔も事務所の内情は知らないが、Hey!Say!JUMPを大切にしてきてくれたスタッフがたくさんいたからこそ、エモい演出や作品を生み出すことができるのだと思った。
歌踊りのクオリティはハイレベルな山田くんにしかできないセトリ。終盤の主演作品主題歌メドレーも、一部分ずつとは言え、莫大な曲数を1人で歌うにはさすがに歌いきれない部分もあったが、無理せず歌わない選択肢を作り、なんならファンに歌おうと委ねる場面を見て、1人で背負い込みすぎていた山田くんはいないんだな、周りを誰かを頼って、程よく力を抜きながらできているんだなと嬉しかった。
あと、やっぱりHey!Say!JUMPは他のメンバーもまじで人格者。
デビューから今まで、誰1人としてメンバーのことを妬んだり、そういった感情をモチベーションに変えているような素振りを見たことがないというのが凄いと思う。
山田くんのソロ活動を応援して寄り添えるのが本当に凄いと思う。普通だったら人気や才能に嫉妬しちゃったり、自分もソロコンしたいとか欲や我が出ちゃったりしそうな気がするけど、そういうのがない。
個々に感じていることや内に秘めているものはあるだろうけど、外に出さないのがまじですごい。Hey!Say!JUMPって本当にみんな性格良い。最高のグループすぎる。
そして、その最高で大好きなグループに山田涼介というスーパースターがいるの強すぎる。しかも、全然山田頼みじゃなく、知念くんもいる有岡くんもいる、高木くんも、薮くんも、伊野尾くんも、光くんもいる、裕翔くんもいる、、、、、強すぎん??出来ないこと何もないじゃん。
山田くんのソロコンがまたメンバーにも良い刺激になるだろうし、もうすぐ20周年でまだ最年少が30代前半って…まだまだこれからすぎるだろ…Hey!Say!JUMPの未来眩しすぎる。
最後オタク全開ですみません。締め方がわからないです。私からは以上です(え)
P.S.②
久しぶりの投稿になり、ご無沙汰しております。
自担である八乙女光くんが結婚した際に必ずブログを書こうと思ったものの書けていません💦山田くんのソロコンの記事が先になって光くん本当ごめんなさい。
取り急ぎお伝えすると、自担の結婚は、「結婚おめでとーー!!まじで嬉しい!!お幸せにー!!!」という感じでとってもとっても嬉しかったです。
また必ずブログを書きたいです!!!
そのときはまた遊びに来てくださいね!!!