門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

大人でいる、大人になる

芸歴12年目、キスシーンの経験有り。

まじか…………………知念さん最強だな。
 
 
20歳の知念さんは、気持ち悪いくらい急激に大人に、人間になられたように思う。
 
 
もともと知念さんは、考え方や生き方が大人でしっかりしている人ではあった。
でも、あの可愛らしい容姿を裏切らない可愛さや子供っぽさやメンバーや家族から可愛がられて育てられてきた感じもあったように思う。
 
 
そんな知念さんが、去年のちょうど同じクールで出演したドラマ「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」で、極度の人見知りを克服するかのように共演者の輪の中に溶け込んでいった姿が印象的だった。
 
 
 
それから1年、現在出演している「地獄先生ぬ〜べ〜」では、共演している同世代のキャストとプライベートを共に過ごすエピソードを聞くようになり、JUMP以外の世界で生きている人間としての知念さんを初めて認識できた気がして、すごく嬉しかった。
 
 
 
20歳の知念さんは私にとって意外続きだった。
 
現場での人との関わり方はもちろん、「超高速!参勤交代」と「必殺仕事人」という時代劇仕事に抜擢されて、こなしていた姿や、グループに帰るとメンバーやグループを支える役割に徹してくれていたように感じる振る舞い、知念さんの引き出しの多さというか頭の良さというか器用さを痛感した。
 
 
 
昔話になるが、私は、知念さんがジャニーズJr.になったとき、市内の小学校中に知念さんの噂が駆け巡っていたのを覚えている。
 
 
「○○小学校の知念っていう子がジャニーズ入ったらしい」
 
 
小学4年生の私にとって、ジャニーズといったら、「僕だけのマドンナ」のタッキーや、母親が好きだったSMAP、他には嵐や山Pのイメージで、友達が先生に見つからないように持ってきていた雑誌に載っていた噂の"知念くん"は、私の知ってるジャニーズのイメージと掛け離れすぎていた。
 
 
 
「すごい背が小ちゃいんだって〜かわいいよね〜」
 
 
かわいすぎる、かわいすぎるだろ。
本当にジャニーズ入ったの??くらいに思った。小学生の頃から冷めていた私と私の友人たちは、「かわいいけど、今のうちだけだろうね〜」と冷めた分析をしていた。
 
 
 
しかし、その頃から抱いていた、かわいいのは小さいうちだけだろうという予想を、知念さんは早々に裏切った。
 
 
そして、背が小さいと役者仕事が来ないのではないかという懸念さえも20歳の知念さんは払拭してくれた。
 
 
 
20歳になっても可愛いし、20歳になっても小さいけど、こんなにかっこいい存在になったことが私の想像の範疇を超えてくれていた。
 
 
 
アイドルの知念さんは、かわいらしいし、とても愛らしい。でも、それと違う知念さんの素顔を今年はたくさん見れたような気がしている。
 
 
それまで、知念さんは、可愛らしすぎて応援できないくらいに思っていた私も、気がつくと、「知念さん」呼びに変わっていたし、可愛さよりかっこよさを感じることも多くなってきている。
 
 
21歳の知念さんも、きっと私の期待を裏切り続けてくれるんだろうと思うと同時に、いつまでも高校生役をやって、可愛い知念さんでいてくれるんだろうと思っている。
 
意外性を、良い意味での期待を裏切られることを、こんなに安心して見ていられるアイドルは、楽しみにできるアイドルはそうそういない。
 
 
年相応に変化しながら、ずっと変わらない知念さんでいてほしいです。
 
 
うまくまとまらず、日付をすぎてしまいましたが、知念さん、21歳のお誕生日おめでとうございました。