門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

JUMPを文学的に表現してみた

#JUMPを文学的に表現すると


SMAP×SMAPで、作家の西加奈子さん、湊かなえさん、ピースの又吉直樹さんが、SMAPを文学的に表すという企画がとても興味深かった。


からの、このタグを見かけた。
ツイッターでは、やまゆと2人分を書いたのだが面白そうだったので全員分考えてみた。

考えれば考えるほど、「文学的とはなんぞや?」の迷宮に迷い込んでしまい、結局落ち着いたのは、「恋愛小説の一節」風。普段恋愛モノを読むことが多いからかな。メンバーが主人公の恋愛小説にありそうなワンシーンを想像して書いてみました。では、さっそく。
名前は最後に出しますので、誰か予想しながら読んでみてください(笑)。




「幸せになりたい」
そう言って、幸せを探して追いかけて、
何度も何度も見失う。

そんな君が好きなんだから、
「幸せにできなくてごめん」
なんて言わないで。

「幸せにできなくてごめん」
この台詞を、いつか彼に言ってほしいと私は思っています。
元ネタは、『僕等がいた』なのでもはや文学ではないかもしれないですが。個人的には超文学的少女マンガだと思っています(笑)


私には、彼が、「愛される人」なのに「愛したい人」であるという矛盾を孕んで生きているように見えるのです。何かを愛していないと不安になってしまうような、愛されたい欲求ではなく、愛したい欲求が満たされて初めて自分の存在意義を見出しているような。

「幸せになりたい」とか言うけど、「じゃあ、幸せってどういうこと?」と聞くと言い淀む。自分の幸福観に自信はなくて、だから人一倍、愛する人を幸せにしたいと強く願っていて。

でも、それは彼が真正面から向き合っている何よりの証でもあると思っている。
何度もぶつかって、何度も傷ついて、迷って見失って。
そんな彼をみて
「どうか彼を幸せにしてください」と願う自分がいて。私は彼の幸せを願うことだけで幸せなのに、「幸せにできなくてごめん」と彼は言うのです。

この言葉を聞いて、彼を好きになってよかったな・・・なんて思ってしまうのです、きっと。


山田涼介くんを表してみました。





あなたの好きな煙草を一本手に取ると、少しあなたに近づいた気持ちになる。
煙の先に、超えられない誰かの横顔。

私基本的に煙草が嫌いなんですけど、チャットモンチ―さんの『染まるよ』という曲がすごく好きで、その曲の女の子の気持ちが、多分この彼を好きな女の子の気持ちと似てるんじゃないかと思ってこうなりました。


私には勿体ない人だって分かってるのだけど、選んだのは他の誰でもない彼。
でも、自分でも彼と釣り合っていないのは分かってるけど、彼が選んでくれたということだけが何かを繋ぎ止めてて。

煙草なんて吸ったことなかったけど、もし私が煙草の一本くらい簡単に吸える女になれたら、周りの目なんて気にせず、彼が選んだ私を好きになれるのかな、と考える。

彼には文句も、足りないところも何一つなくて、たったの一つもないからこそ、自分のダメさに気づいて、勝手に元カノという仮想的を作って、「この人に負けたら諦められるのにな」なんて思ったりして。

彼は実際、煙草を吸ってないかもしれないし、元カノのことなんて少しも思い出したりしないのかもしれないけど、自分に自信が持てなくて、なにかと闘っていないと逃げ出してしまいそうになってしまうんじゃないかな、と。私だったらそうなるかなと思って書きました。

彼の吸ってる煙草を自分も吸ってみて、「そんなことしなくていいよ」って言ってもらえたら安心するのかもしれないし、煙草吸う女に幻滅して解放してほしいのかもしれないし、そこは分からないので、ご想像にお任せします(笑)


私にとってはこんな高嶺の花なイメージの、薮宏太くんを表してみました。
なかなかずっしり(笑)





引いたくじなんてお構いなしに
「隣が良かったから」と、教室の一番前の席に机を並べる人

月に1回の大イベント、席替え。この先1か月を左右する、そんな大事な瞬間に教室の一番前の席を引き当てるアンラッキーな私。
だらだらと机を移動すると、横には彼が。

「隣が良かったから交換してもらったんだ。よろしくね。」

と、彼はいつもの笑顔でサラッと言ってのける。


多くの人がイメージしたかもしれませんが、これは知念さんです(笑)
我ながら、なかなかな例えが出来たと思いますが←

まず、舞台が学校。知念さん、一番前の席好きそうだし、実際好きみたいなこと言ってたような気がするし。

そして、本当に言ってきそうな一言。言えちゃいそうだな知念さん。しかも、自分は教室の後ろとか引いておいて、それを誰かと交換してもらって来そうだな。隣を引き当てるくじ運じゃないってことろが知念さんっぽいと思って書きました。運を捻じ曲げてくる感じが。


物事捉え方次第、考え方次第。
前向きな人には前向きな人が集まるし、前向きな風が背中を押してくれるんだろうな。
知念さんってそういう人だと思います。

この一言言うのに、本当はすごく緊張したのかもしれないけど、「隣が良かったから」なんて平気な顔して言えちゃうっていう一枚上手な知念侑李くんでした。






世界中の「好き」を集めて、ようやくあなたが笑った。
気がついたら、1万年と2000年が経っていた。


お気づきかと思いますが、さっきから文学うたいつつ、この人っぽい歌詞やらセリフを引っ張ってるだけですね。これなんか、酷いと思われそうなくらいだと思いますが(苦笑)。


他のメンバーにくらべて「恋愛」が想像できなくて、「ファンタジーっぽさ」と「一筋縄じゃいかない感じ」を表現したいなと思って書きました。

アニソンとか全く知らない私でも知っている『創聖のアクエリオン』のサビが、すごく彼っぽいと思ったんです。


私の勝手なイメージですが、彼は「好き」という言葉が全く響かなそう。跳ね返されそう。「別の表現の仕方ないの?」って。「自分の言葉で言ってよ」って。
だから、がんばってがんばって世界中から「好き」を集めたのに、彼はようやく微笑んでくれた程度で、褒めてもくれないしバカにもされない・・・興味がないみたい。

そして、知らない間に一万年と二千年なんて時間だけが経っていて。


きっと普通の人なら、4、5年くらいで「さっさと諦めて別の人探そうよ」って言うんだろうし、「これまでの時間無駄にしたね」って言うんだろうけど、私は全然無駄だったなんて思わなくて。むしろ、彼のこと好きになるのに向いてたんだろうなって思うくらい。
結果、「好き」とか「愛してる」なんて言葉はさほど重要じゃなかったことに気づくのです。
一万年と二千年前に彼に「好き」って言ったけど、あの時伝えた「好き」より、一万年と二千年かけて集め続けた「好き」の方が、多分彼には伝わったでしょう。
今この時、好きとか嫌いとか、一緒にいるとかいないとか、答えが出せなくたって、探していけばいいし、選んでいけばいいし、多分、愛とか恋は、答えを出したり、決断するものじゃなくて、続けていくもので、選んでいくものなんだろうと彼を思いながら気づくのです。

「君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない」、伊野尾慧くんを表してみました。






「帰りたくない」と言ったら、君は呆れずに最終電車を見送ってくれるだろうか。
改札を通る私が、君にはどう映っているのだろう。


この方のイメージは、backnumberの『世田谷ラブストーリー』なんです*1。舞台は深夜なのに描かれているのは純愛っていう名曲なんです。その曲のイメージがそのまま彼のイメージに当てはまる感じがしたので、その曲を女の子側からみたイメージで書きました。


どこに行っても、何をしていても、終電の時間が近くなると、彼は時計を気にし出す。
時計を見る彼に気づいて、時間を聞くと、「電車なくなる前に帰ろうか」と言うから、「そうだね」と言って駅に向かう。
「一緒にいたい」と思ってくれてないのかなとか、このまま時間に気づかないフリをし続けたらどうなるかなとか、思うけど、彼が、いつも別れ際に「遅くなっちゃってごめんね」と言うから、申し訳なく感じて帰る。

彼の優しさなのだというのは分かるけど、私だって迷惑かけたいわけじゃないけど、正直「終電に間に合わなくたっていいのに」って思ってて。そしてそれは、私から彼に言うんじゃなくて、彼から言って欲しいなと思ってて。

いつも改札の前で、彼が「遅くなっちゃってごめんね」と言って、私が「大丈夫」と言って、彼が「気をつけて帰ってね」と言うから、私が「ありがとう」と言って、そのあと「やっぱもう少し一緒にいよう」とか「家来る?」なんて、いつもと違う展開になるのを少し期待するけど、普通に彼は「バイバイ」と言うから、私も「バイバイ」と言って、そのまま改札に向かって、改札を通って振り返ると、彼が手を振るから、私も手を振って、彼が、私が歩き出すまで手を振っているから、そのままホームに向かう。

改札を通ったら、戻れないから諦めがつく。改札を通るまでの数秒で思い切れたら、その先がガラリと変わるはず。何かを変えるということは何かを壊すということで、何かを壊して変えた何かが、彼にとっても嬉しい何かになってほしいと思うからこそ、私には思い切れないと思う。私が改札を通るまでの数秒を、彼が変えたいと思っているのか分からなくて、壊してどう変わるのかも分からないから。
改札に向かう時、改札を通る時、私が背を向けている間、彼はなにを考えているんだろうか。
いつもの「バイバイ」を「帰りたくない」に変えたら、どんな顔をするんだろう。「じゃあ」ってそこから先のことを考えてくれるんだろうか。


超個人的な幻想かもしれませんが、この方には、女性のようにそこから先の予測が立たないと動けないイメージがあるんです。多分「一緒にいたいな」「帰りたくないな」って考えるんだろうけど、彼女もそう思ってくれてるって確信が持てないと言えないんだろうなって。
仮に彼女に「帰るな」と言えたとして、実際に終電がなくなったあと、「どうする?」「どうしよう」ってなるのが怖いから、過ごせそうな場所がないところでむやみに言えないと思ってしまうのではないかと。だから、自宅に呼んだ帰りなら、引き留められるようになるけど、それにはまず家に呼ばなくてはいけないという関門があって。優しさとそっけなさは紙一重なんだろうなと彼を見ていると感じたりします。でも、彼は圧倒的に優しい人だと、私は思っています。

文量でお分かりだったかもしれないですが、八乙女光くんでした。幻想以外の何物でもありません(笑)






君の「絶対泣かせない」という言葉を信じてみたいと思った。
初恋とは、冬のコーンスープみたいなものなのかもしれない。

私は、泣くのが好きな女なんて、この世にいるわけないと思っている。泣くより笑って過ごしたいに決まっている。
でも女には、この人のために泣きたいと思う瞬間があったり、この人のためだったらいくらでも泣くと思える人がいたりするのだろうと思っている。
辛く苦しいことが待ち受けていると分かっていても、「好き」の一言で全てを片づけられると思える人がいると思う。

ただ、私にとって、彼はこの類ではない。
彼と一緒にいることを選べるなら、ずっと穏やかに楽しく笑って過ごせる日々を求めたいと心から思う。辛いことや苦しいことなんて一つも要らないと思う。

辛いことを乗り越えられるのも、ずっと笑い続けられるのも、どちらも尊い愛の形である。
束縛されてもDVされても好きと思えるほど相手の事を愛せる人もいるだろうし、そんな人から離れてずっと笑っていられる人といた方が幸せだと思う人もいるだろうし、それは人それぞれで、何が大事か、何を選ぶかの話である。

でも、私は彼には、穏やかに笑って過ごせる毎日に幸せを見出せる存在でいてほしいと思う。甘さしかいらないと思う。
だから、彼には「絶対泣かせない」と言ってほしいなと思うし、その言葉を疑いもなく信じることができる人だと思う。

すごく寒い冬の日に、自動販売機でコーンスープを買って半分こして、どっちが多く飲んだとか、コーンが出てこないとか、安いのに美味しいとか、そういうほのぼのとした時間が続くことが、俗に言う恋とか愛という言葉に合う表現なんだろうと思って書きました。

岡本圭人くんを書いてみました。






一度も着ていない水着と、観れなかった映画の前売り券を
埋めるつもりで頼んだカシスオレンジ
グラスが汗をかいて、二つに分かれた

高校時代付き合っていたけど、長く続かず別れてしまってから、少しもか関わることなく大人になってしまった。
急に高校のクラスのLINEグループが出来、同窓会のお知らせ。仲の良かった友人たちが行くようだったので参加と送った。
既読が数人ついた瞬間、彼から参加の文字。久しぶりに彼のことを思い出した。

偶然だろうけど、名前が並んでしまったのが少し恥ずかしい。
すっかり思い出すこともなかったけど、名前を見れば、元気かなくらいは気になるのは普通だろう。

彼のことを思い出すと、必然的に高校時代の思い出が蘇る。
彼は、バスケが好きだった。放課後、彼が友達とバスケをやる間、体育館のステージのピアノで遊んでいた。
彼は、バスケに飽きると私の名前を呼んだ。それが帰る合図だった。

彼との会話は、家族の話や友達と遊んだ話が多かった。
夏休み直前のテストが終わった日の帰り道、「夏休みに海に行こう」と彼が言った。
私は、泳げないし、彼の前で水着を着るのは嫌だったから少し拒んでいた。
「大丈夫だよ、恥ずかしかったら上着とか着てればいいよ」
思いもよらず、大人な言葉が返ってきたことに驚きつつ、「水着買ったら連絡する」と返事をした。
彼は、嬉しそうに笑ってガッツポーズをした。

流行りのテレビやドラマの話もした。
彼は恋愛物はあまり見ないと言っていたけど、私はちょうど観たい映画があったので、思い切って一緒に行ってくれないかとお願いした。
彼は、想像通り、最初は「恋愛物?」っと渋ったが、「ポップコーン一緒に食べよう」と釣ったら、「それならディズニーに行きたいよー」なんて言いつつも、了承してくれた。
実は、最初から一緒に観に行きたくて、勝手に前売り券を二枚買っていた。その場で券を渡したら、彼はさすがに驚いていたけど、しっかりお財布に入れてくれた。


それから、夏が終わり、秋が過ぎ、そこで終わってしまった。
私は結局、水着を買ったと連絡しなかった。彼は、前売り券をなくしたと言っていた。


同窓会、さすがに数年経っているから当時の話なんて今さらしないだろうと高をくくっていた。
お酒を飲んで、そんなこともあったねと笑えればいいと思っていた。
でも、彼は真面目に当時を掘り返して、「あの頃はごめん」と謝るのだった。



この方、全く思い浮かばなくて、実は一番最後に書いてます(笑)。海好きのイメージが強い方なので、『会いたい』という曲のサビを意識して書きました。わりと昔?の曲です。「バスケ」「海」「映画」はまさに『会いたい』をパロった?ものです。結局海も行けず、映画も観れなかったのも。状況は全然違いますけどね。

高校卒業して相当年数が経っているのに、自分も思い出せば切なくなってしまうし、「あの時こうしていれば」と思うことなんかたくさんあるのだけど、それにどうピリオド打つのかって結構大事な問題だなって最近思うことが多くて。もちろん恋愛に限らず。
ピリオドと言うと違うのかもしれないけど、ちゃんと蹴りをつけなくても良いこともあるんじゃないかなって。謝れば何でもチャラに出来るとは限らないし、いつまでも後ろ髪引かれててもダメだし、と思いながら書きました。

カシオレは、「20代男子が女子に飲んでほしいお酒」の一つだそうで。ベタかなって思ったけどカシオレ氏を登用させて頂きました。
私は、一杯目にとりあえずビールな人なので(ビールが好きというよりは、とりあえず乾杯してほしいからw)、「カシオレ♡」なんて頼める女子は怖いと思っちゃうけど(笑)おいしいですもんね(笑)
カシオレは良く混ぜないと分離してくるんですよ。上がオレンジ、下がカシスみたいな。時間の経過と「別れ」をかけてみました。



元彼ナイン(そもそも9人も元彼いないけど)の下位打線にいてほしい高木雄也くんでした。




夏服で染まった真白の教室で、君は夏の陽射しを全部集めたようにキラキラと輝いていた。
その表情は、眩しすぎてよく見えなかったけれど、きっと笑っていたのだろう。


制服は夏になると、白っぽくなる学校が多いように感じます。私の高校は、冬の紺のブレザーから、夏は真っ白のセーラー服になりました。男子も、夏は白いYシャツで、教室が真っ白になるんです。お昼休みくらいの時間になると、そこに眩しい陽射しが差して、それはそれはキレイに見えたものです。

高校1、2年の時は、半袖を着るのがダサいと思っていました。どんなに暑くても長袖を着て腕まくりするのが定番でした。
そんな高校2年生くらいの設定で考えました。


休み時間は、教室はいろんな音が混ざってザワザワしている。
私は、ロッカーから次の授業の教科書を出して席に戻ろうとしたが、ふと、窓辺に立つ人の存在に気づいて、そちらに目を向けた。窓に寄りかかって、周辺のクラスメイトと話す彼の姿だった。窓側は、風が入ってくるけれど陽射しが強く、彼は談笑しながらYシャツの袖をまくっているところだった。

カフスボタンを外し、袖口からきれいに捲っていた。彼が腕を動かすたびに、陽射しの漏れ方が変わった。白いYシャツは陽射しを強く反射させ、直視すると目が痛くなるほどに眩しかった。その陽射しに背を向けた彼の表情は、逆光でほとんど見えなかったが、喧騒の間から聞こえる笑い声でなんとなく察することができた。その向こうにある、空と木々が7:3くらいの比率で窓のフレームの中に納まり、まるで絵画のように見えた。私はその景色から目が離せなかった。

その時、友人が私の名前を呼んだ。彼はまるで、その声に反応したかのように、視線をこちらに向けた。
私は、彼の長い睫毛が動くのを一瞬見て、友人の方を向いてしまった。
「ボーッとしてたけど大丈夫?」
「う、うん、大丈夫!」
そう言って席に戻り、窓を見ると、さっきまで彼のいた場所でカーテンが揺れていた。
チャイムが鳴って、普通の日常に戻った。



記憶って曖昧なものですが、写真や絵画のように断片的に残っていて、なぜか忘れられない記憶ってありませんか?
彼には、そんな記憶の中で、まさに色褪せることなく生き続けていそうな人だな、と思うのです。
時間にしたら、ほんの数分の出来事が、パラパラ漫画のようにサーッと流れていって、時々、付箋が貼ってあるんです。
この瞬間「好き」と感じたとか。そんな程度の付箋ですけど。その付箋の貼ってあった写真から一枚選んで簡単に文章にしたという感じです。

彼は、「初恋のあの人」オーラを常に出してるなと思います。彼に恋をしていたという思い出が欲しいなと思ったことの一度や二度、多くの方はあるはずです。
しかし、記憶をどれだけ美化しても、私の過去には彼はいなかった。彼の何をやっても絵になってしまう雰囲気が、視覚的な記憶しかない初恋の感じと似ているなと思うのですよね。
記憶や思い出は美化されるものですから。逆光で見えなかった表情もその時の彼の表情ではなく、自分の記憶に強くインプットされてる卒業アルバムの写真かもしれないし、違う瞬間を切り貼りして出来ているかもしれない。
でも、空が青くて、木々の緑が鮮やかで、彼の白いYシャツが眩しかったな、って。さらに断片的になっていくのかもしれないけれど、画素数はなんとか維持したいから時々思い出したい。そんな、良い片思いです。


教室と初恋が似合ってしまう中島裕翔くんでした。







7:34発の満員電車に揺られる君を知っているのは、この世界で僕だけだ。
だから、あの時、世界で一番君のことが好きだったのは僕だったんだ。

最後ですから、もう名前を出しましょう。有岡大貴くんを表しました。



金曜深夜、ラジオをつけると、優しい声の男子がお便りに答えて何か話していた。
その声が、あまりに聴き心地が良かったので、私はラジオの音量を上げた。

「朝、電車に乗ると必ず見かけた女の子の事が、ちょっと気になってた。2年ぐらいは好きだったんじゃないかな。7:34発の電車だった。乗りたい電車より1、2本早い電車で。早起きできた時に乗ってたから毎日じゃなかったんだけど、いつも同じ車両で見かけた子だった。知らない制服だったから学校も分かんなかったし、どこから乗って、どこで降りてるのかも知らなかったんだけど。でも、いつも朝座ってたから始点の方の駅に住んでんじゃないかな?って予想してた、個人的に。」

「あとね、いつも英単語の本読んでた。いつも一生懸命読んでてちょっと口とか動いてるの。でも時々、うとうとしてたりしてるときゅんとした。隣のおじさんの肩にもたれそうになると勝手にハラハラしたりして。」

「7:34の電車。基本それ以外の電車で見たことなかったんだけど、1回だけ、学校帰りに見かけたことがある。友達といたし、俺のこと知らないだろうし、さすがに声はかけたりとかはしなかったんだけど。普段一人で英単語読んでるから、喋ってる姿とか、歩いてる姿とかびっくりした記憶がある。」


ってラジオで話してそうだなっていうのが一番に浮かんだんですよね。
黒歴史がなさそうだし、ドラマみたいな人生送ってそうなイメージ。
「電車で見かける女の子に恋をしていた」ってすごいしっくりくるな~

大ちゃんってかなりベタな妄想力持ってる子じゃないですか。
女の子がもしイヤホンして音楽とか聴いてたら「何聴いているのかな」ってとこから始めて、勝手にこういうアーティスト聴いて欲しいとか色んなパターンの妄想して楽しんでそうなんですよ。
本命は、aikoで「milk」とか聴いててほしい。英語のリスニングが対抗っぽいな。大穴でBUNP OF CHICKEN、単穴いきものがかり!みたいな妄想を全然一人でやりそう。


というイメージで書き始めたのですが、ふと満員電車の中で毎回見つけるのってなかなかすごいなって思って、「今この車内で、君のこと見てるの俺だけだぜ!」って思ってたら面白いなと思い、「いや、車内だけじゃない!この世界でだ!」と発展。結果、「ってことは、俺が一番あの子のこと好きじゃん」みたいなポジティブすぎる発想、大ちゃんならありかなと思って。
でも、実際、今電車の中でライバルはいないわけで、朝友達よりも先に彼女のこと見つけてるわけで、家族や友達も知る事のできない姿で、彼女にもし恋人や好きな人がいたとしても、この朝の10数分だけは俺が一番!って超良いなと思うんですよ。
しかも、早く起きた時に乗れる電車というインセンティブ。あれ、こんな話ラジオでしてた?と思うほどリアルに思い描けました。個人的には(笑)





以上、JUMPを文学的に表して見ました。軸がブレまくったので、文学的に表すというより、妄想大公開しちゃっただけになってしまいましたね(苦笑)。
いやでも、妄想こそ文学かもしれませんし、ここまで読んでくださったって申し訳ないですがご愛嬌ということで(文学詐欺w)。完全なるフィクションでお送りしました。書いた順番は、名前を伏せて書き進めようと思い、ツイッターでも書いた山田くんを最初にしておいて、他はあみだくじで決めました(笑)。

最近、更新頻度がおかしいですね。
特にここ一週間ほどは、肉体的にも精神的にもダメージの多い生活してたので、その反動で寝る間を惜しんでブログを書くという悪循環なことしてました。と、いうわけでお粗末さまでございました(笑)。

もうすぐツアーなんて、ウソだろ・・・・・(結局、宮城に行けない人w)

*1:基本的にbacknumberさんの曲の歌詞はこの方っぽい。だからbacknumberさんが好きだったりする(笑)