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門限の9時

だんだん未来広がってく

嵐って本当にすごいなと思った話

10月23日、金曜日。
この日は、待ちに待った「ミュージックステーション」放送日。大好きなHey!Say!JUMPと、先輩の嵐が出演するということで、待ち遠しさも一入だった。
しかし、この日は、所属しているサークルの練習にどうしても参加しなければならず、リアルタイムでの視聴は端から諦めていた。
入念にHDDの予約がしてあることも確認して家を出て来たし、練習が終わって帰路についたのは20時を過ぎ、もちろんJUMPの番までに間に合うのは不可能だったため、だらだらと21時過ぎまで自主練をして帰った。
けれど、帰りの電車で、大盛り上がりのTwitterやLINEを見れば、早く帰りたいという想いが募り、足早に夜道を歩いた。

帰宅してまずテレビをつけ、録画した番組を観た。
しかし、帰り道で目の当たりにしたスマホの画面上の盛り上がりに反して、私は腹の底から悔しさを覚えた。こんなに悔しいと思ったのはいつぶりだろうと思うくらい、悔し涙が流れるくらい悔しかった。
Twitterでは、JUMPに向けられた超前向きな声たちが飛び交っていたが、私は冗談でもそんなことを言えなかった。


私は、今回のMステをすごく楽しみにしていた。嵐との久しぶりの共演がとにかく楽しみだった。
「久しぶりの共演」というと、多くの方々は、恐らく24時間テレビの生男子会やワクワク学校を思い起こしていたのだろうと思うが、私が思い起こしていたのは、2012年の6月の「ミュージックステーション」だった。

2012年という年は、トリオが高校を卒業して、グループ初の海外公演を開催し、Hey!Say!JUMPが勢いづく予感がしていたそんな年だった。
1月〜3月期にはトリオが連ドラに出演していたし、不思議とトリオ主演映画の公開を控える現在の状況と酷似しているように感じる*1
今、思えばあの時は不発に終わってしまった。しかし、今はどうだろう。
今回、Mステで、嵐とHey!Say!JUMPが共演すると決まった時、私は当時のことを思い出していた。

あの時の嵐の反応は、先輩との接点が少なかったJUMPとしては稀有な光景で、すごく新鮮だったのが忘れられない。
「SUPERDELICATE」の最後のポーズが決まり、溜まりに画面が切り替わった時の嵐の反応のことである。

大人気の嵐も出演する回に一緒に出演できるのは、多くの人にJUMPを観てもらえるチャンスだと思った。


それ以来のMステレギュラー放送での共演。今年はHey!Say!JUMPを取り巻く状況や、世間の認識に大きく変化のあった1年だったと思う。24時間テレビ、メンバーの個人仕事etc...おまけに、当日(金曜)の朝に単独のカウントダウンコンサートが発表された。
JUMPは、以前嵐と共演した2012年から大きく成長し、すごく良い方向に向かっているような、私はそんな気がしていた。
逆に嵐には大きな変化はなく安定期のような状態になっていると感じていて、そのため、嵐の変化よりJUMPの変化のほうが断然大きな自信があったし、今のJUMPならそれが伝えられるような気がしていた。
そもそも比較できることじゃないのかもしれないが、"差が縮まっている"ような気に、勝手になっていた。

なにより、今回披露するのは「キミアトラクション」。グループ史上初となるDance ver.のMVも作られるほど、激しいダンスと可愛さを前面に出した新曲だった。2012年よりもっとすごいものを見せて、あの時以上に嵐を唸らせられるような気がしていた。



しかし、現実は違った。



JUMPのパフォーマンスはとても良かった。
でも、比べものにならないくらい、嵐のパフォーマンスが素晴らしかった。
勝ち負けじゃないのは分かっているが、いとも簡単に負けたと思った。
ダンスに可愛さといった、今のJUMPが持っている一番強く具現化出来る武器が全く通用しなかった。
これほど力を入れたのに、天下の嵐様はJUMPなんて軽々と超えていった。


そして、嵐は後輩に甘くなかったのが悔しかった。

24時間テレビでV6と共演して、先輩がすごく優しくして下って嬉しいと思っていた。「後輩もよろしく」なんて言ったりして、どんどん大きくなれよと言ってくれてるかのような親心すら感じていた。先輩とはそういう存在なのだと思っていた。


でも、嵐は違った。
以前、「NEWS ZERO」で加藤シゲアキくんと大野くん、翔さんの対談が放送されたことがあった。
その時、シゲが「後輩は嵐を追いかけますよ」と言うと、すかさず翔さんが「全力で逃げ切るよ」と、大野くんが「追いかけてくんなよ!」と言っていたのを思い出した。

今回の嵐のパフォーマンスはまさにそんな気持ちを感じた。逃げ切られてる、全然追いつけてなかった………この上ない絶望感を感じた。
しやがれの対決企画の時も本気でバトルを繰り広げ、バラエティだから面白いと思っていたけど、今回のMステを見て、この人たちまだまだ譲る気ないんだなと思った。

一時期は「ジャニーズっぽくないから人気なんだ」みたいに言われていた嵐が、ジャニーズの良さを継承すると言い、ダンスを武器にする後輩のパフォーマンスを簡単にかき消すダンスを魅せてきた。勝ちに来たなあと強く思った。


こんなに太刀打ちできないものかと、手の届くところにまだ夢はないのだと、悔しくて悔しくて、前向きなことなど考えられなかった。


そんな風に甘くない対応をしてくださる存在も有難いと思った。
甘くないぞということを教えてほしいとは思う。でも、こんなにJUMPのパフォーマンスが無に感じるとは思わなかった。
「嵐がHey!Say!JUMPどちらがいいと思ったか」と、この放送を観た人100人に聞いたとしたら、100人中100人が嵐を選んでしまうと思った。


足りない、まだまだ全然追いついてなんかない。片鱗を掴めてなんていなかった。
よく考えてみれば、24時間も単独でやり切ったわけじゃなかぅた。
シングルも見違えるような売上を叩き出せたわけじゃない。
京セラだって…
全部急にポンと与えられたプレゼントみたいなもので、積み上げたなにかでもないし、「道なき道を歩いて」きたなにかでもないような気がする。


曲前のJUMPのトークだって時間は長かったけど、JUMPに少しも矛先が向いてなかった。JUMPの話なんて少しもさせてくれなかった。よく考えなくてもショックだった。
山田くんが喋らないとか下げられたとか横一列に並んだとかそんなのどうでも良かったし、嵐とかV6の力を借りて初めて、今のJUMPがあるのかな、なんて思うし、JUMPがJUMPの力だけで立てなくては意味がないと思ったりする。


23日のMステを何度繰り返して見たかわからない。何度見ても、この共演は「良かった」のかさっぱり分からない。

JUMPだけ見て入れば「かわいい」で済んだかもしれないが、JUMPが「嵐みたいになりたい」とかワクワクで言ってしまった手前、嵐先輩の手強さをひしひしと感じる。

どこを、なにを目指しているのかわからない中、ずっと力を入れてきたダンスだけは信じられると思っていた。嵐をはじめ先輩方にもJUMPのダンスについてお褒めの言葉を頂くこともあって誰にも負けない、「ジャニーズ1」と言えるのではないか、と思っていた。


でも、つけあがってただけだった。


嵐は世間的には「仲良し」「親しみやすい」グループと思われているけど、実際蓋を開ければ、ジャニーズ事務所の男社会を生き抜いてもなお、「迎合せずただマイペース」とか言っちゃう、言えちゃう人たち。
それくらいの心意気を15年貫く人たちを簡単に超えられるわけない。


ダンスやパフォーマンスだけじゃない。
この時期に「継承」や「日本」をテーマにしたアルバムを作ろうという嗅覚とか、考え方とか伝え方とか、あのMステのパフォーマンスを見て、嵐は本当にすごいと思った。
本当にすごい。まだ敵わない。一生敵わないかもしれない。


でも、敵うとしたらHey!Say!JUMPくらいだろうと今はかろうじて思っている。
それは、無根拠に山田くんはいつも意外と冷静に周りを見てるような気がしてるから。
山田くんの「嵐さんみたいになりたい」にはもっと深くいろんな意味が隠れていると思うから。


そう、信じたいと思います。




P.S 入院生活の体験談をご教授してくださった皆様ありがとうございました!入院(手術)1週間前にサークルの合宿に行くという暴挙に出るくらい実感がありませんが、参考にさせていただきます!

*1:「期待」の前に訪れるトリオ仕事。この時は、3人が冬の連ドラに出演した。現在、3人はそれぞれ主演映画の公開を控えている。偶然・・・ですか?