門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

これだけは後世に語り継ぎたいWanna One

ちょうど1年前の1月27日、Wanna Oneという奇跡のグループが解散しました。

思いの丈をここでもまあ長々と綴りました。馬鹿みたいに綴りました。まるで世界が滅亡する最後の日みたいな、そんな絶望感や喪失感を全身で感じていました。Wanna Oneとの別れは一生忘れられないのではないかと思っていました。

でも、あれから1年、あっという間でした。あの激情はなんだったのか不思議なくらい、Wanna Oneのいない毎日、Wanna Oneから次のステップへ進んだメンバーたちの今に慣れました。なんなら、新たなアイドルやグループとの出会いがあって、あの熱なんて冷めてしまったくらいです。その節は大変、お騒がせ致しました。
でもやっぱり、Wanna Oneは素晴らしかった。素敵だった。思い出さなくなっただけで、忘れたことはない。Wanna Oneがいた頃に戻ってほしいとは思わないけど、色褪せてほしくない。Wanna Oneがそんなに特別かと聞かれると、別にそうでもないのだけど(そうじゃないんかい)、マンネリ化していたジャニオタ生活の中に一筋のワクワクやトキメキが差したみたいで、良かった。良かったものは良かった。

そうして別れを受け入れたようで、未練タラタラじゃないか?とツッコまれもしそうな今、Wanna Oneの話をしたいと思います。

Wanna Oneを知った経緯や解散コンサート後の荒ぶりについては、過去に書いたものもありますのでご興味ありましたらご覧いただければと思います*1。笑


Wanna Oneは、「PRODUCE101」*2というオーディション番組から誕生した期間限定のグループで、2017年8月から2019年1月まで、約1年半活動をしていたグループです。

Wanna Oneを誕生させた番組は、昨今世間様をお騒がせしておりますが、101人の中から選ばれたグループという時点で、Wanna Oneは夢を掴んだ、叶えた集団で、視聴者やファンにたくさん夢を見せてきたと言えるのに、デビューしてからも、K-POP界の数々の記録を打ち立てたり、名誉ある賞を総なめにしたり、CMやバラエティにも引っ張りだこだったり…と、彼らが巻き起こした旋風は、韓国で怪物級、伝説と言われるほどだったそうです。スポットライトを浴びる機会を待ち望んでいた少年たちがデビューという夢を掴んで、一気に国民的アイドルになる。そして国民的アイドルになって駆け抜け、閃光の如く解散。その一瞬一瞬は、見たことないくらいにキラキラしていて、私がWanna Oneを好きになってからの最後の2、3ヶ月間だけでも彼らの輝いた姿をたくさん見ることができたことを本当に運が良かったなと今は思うほどです。
そんなグループが、次のページを開くことなく人気絶頂の中、物語を終えてしまったことは無念でなりませんが、メンバーはそれぞれ華々しく活動しています。寂しい悲しいは忘れて、Wanna Oneを後世に語り継ぎたいと思います!!(謎の使命感)

 

ジャニオタやアイドル好きの皆さんはもちろん、特になんのオタクでもファンでもない皆さんも、私のようにいつK-POP沼に落ちるか分かりません。K-POP沼に落ちるきっかけが「元Wanna One」の経歴を持つアイドルという可能性だって大いにあります。そんなときに、「そういえばこんなブログあったな」とWanna Oneに興味を持って欲しい。そんな願いを込めて…

 


後世に語り継ぎたいWanna One

 

その前に超基本情報だけ

韓国の男性アイドルグループ。韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送された公開オーディション番組『PRODUCE101 シーズン2』の合格者11人で結成され、2017年8月7日にデビュー。2019年1月までの期間限定で活動。グループ名は番組名の101が由来で、「メンバーとファンが1つになる」という意味が込められている。公式ファンクラブ名は『WANNABLE』(ワナブル)。(Wikipediaより)

 

語り継ぎたいことはたくさんありますが、とりあえず語り継ぎたい楽曲たちです。

まず、「Energetic」。デビューアルバムのリード曲、言うなればデビュー曲です。韓国アイドルのデビューアルバムの初動売上としては歴代最多の41万枚(当時)。韓国ボーイズグループのデビュー曲としては史上初となる1億ストリーミング突破という大ヒット(ネットニュースより)。記録的なセールス、素晴らしい楽曲。最近のJ-POPでも似たような新星、神曲現れてました。そうです、日本でいうKing&Princeの「シンデレラガール」って感じです。
耳馴染みがよく聴き心地の良いメロディで、韓国語の歌詞の意味は全く理解してないけど良い曲です(笑)。
そして、デビュー曲にふさわしいフレッシュなイメージのMV。


カートでふざけて爆走したり


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投げたボールどこまで飛んだか肩組んで眺めてみたり

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ホースで水掛け合ってはしゃいでみたり


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筋トレして汗流してみたり


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1人ポツンといるところに後ろからメンバー駆け寄ってみんなで同じ景色見てみたり


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全ての要素がベタすぎる!!!!そんな容易くハマるわけ…あるんですよねええええ。期間限定だと思うと尊く見えます。期間限定じゃなくてもこの年代だから出せる少年っぽさだよなあって思いますもん。


振り付けも、最初全員でピアノを作るとかインパクトありすぎだし、印象に残る振り付けが随所に取り入れられてて、この動き好き!!っていう振りがどこかにあるんじゃないかと。秀逸です。

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この歌い出し担当してるピアノ弾いてる美しい人、気になりません??

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ファン・ミニョン氏です〜〜〜私の推しです(余談オブ余談)。少年たちに紛れて、こういうクールな目元の清潔感のある大人な雰囲気の方紛れてるのもいいですよね。

かと思えば、下心しかない大人たちの手によってドーナツに埋められているかわいらしい子犬のような少年もおります。パク・ジフンちゃんです。男の子です。


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新人アイドルらしいフレッシュ感、少年っぽさだけでなく、男性アイドルらしいキレのあるアグレッシブなダンス、優しい歌声から低音ボイスのラップ、大人っぽい人からかわいらしい子、Wanna Oneの完全無欠感がこの1曲でも十分お分り頂けるかと思います。


デビューアルバムは、ミニアルバムという形式だったので、楽曲数はあまり多くないのですが、なんともう1曲MVを制作するという力の入れよう。
それが「Burn It Up」という曲です。


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1つのアルバムでこういう真逆の雰囲気も出してくれるの有難いというくらいカッコいい系の楽曲、MVです。ダンスもガツガツ系です。
オーディション番組では、視聴者投票でメンバーが決まりましたが、デビューアルバムでは、ファン投票でリード曲が決められたそうで、先ほどの「Energetic」とこちらの「Burn It Up」が候補だったそうです。


まだデビューアルバム1枚しかリリースしてないのにWanna Oneは出し惜しみしません。
続いての「Wanna Be
こちらは、Hey!Say!JUMPでいう「我 I Need You」的な可愛いお遊び曲です。1枚のアルバムで、フレッシュさ、格好良さ、かわいさ、詰め込んで、しかもこうしてちゃんとリード曲以外の曲もTVで披露する場を作る供給力。いや、需要の大きさ。


メンバーのかわいい絡みや〜、


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メンバーのかわいいダンスや〜、

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メンバーのお茶目な姿が見れま〜〜す♪

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ファンから皇帝と呼ばれていた私の推しファン・ミニョン氏は、なんとも高貴な演出です。ありがと〜〜う


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続いて、2枚目のアルバムからいきます。 
アイドル史という学問があったなら、必ず教科書に載せたい曲「Beautiful」。

まあ、ひとまず聴いて、観てくださいよ。話はそれからです。

 

はい、観ました?(早い)

「I miss you so much」というパートがとても印象的な、別れた相手を恋しく思う未練を歌ったミディアムバラード曲です。男性アイドルが歌うラブソングってもうそれだけで女性ファン好きじゃないですか。しかも失恋ソングって最高じゃないですか。
この曲、未練をストレートに表してる歌詞も、サビにかけてエモさが増す曲調も、メンバーの歌い方やパート分けも全てが憎くて憎くて、「こんな思いをさせた女は今どこでなにしてるんだ!」とか「次は良い人と出会えることを願ってるよㅜㅜ」という気持ちにさせられる曲なんですが(笑)、私はこの曲のダンスをどうしても語り継ぎたくてこのブログを書いたと言っても過言ではないのです。

 

Wanna One (워너원) - 'Beautiful (뷰티풀)' (Performance Practice‬
先ほどのリンクのMVでもいいですし、こちらのPerformance Practice ver.でも構わないので、なんなら両方ともぜひ一度ご覧ください!


説明する必要もなく伝わるかと思いますが、私はびっくりしました。
サビで、女抱いてるんですよ(言い方)。
「誰よりも美しい君だから」って歌いながら、女抱いて踊ってるんですよ。

 

MVで観るとこれ


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練習動画の方が分かりやすいかな?


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こう女を抱き

 

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抱き寄せ

 

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しゃがんで髪を撫でる…

 

という表現ですよね!?ヨンジュン先生!!愛する女性と踊っているシーンですよね!?(落ち着け)
このサビ、推しのミニョンさんがセンターなんですが、だからなのかな、自分がファンから女になったんですよ。ミニョンさんなら抱かれてもいい!むしろ抱いてーーーーーーー!!って叫びそうな気持ちに。いや、抱かれた気持ちになった感じです(どんな感じだよ)。
未だ世界共通でアイドルの恋愛はタブーだという価値観が根強くあったとしても、アイドルが男女の関係を想像させるようなパフォーマンス、広義でのセクシーを表現したパフォーマンスを披露することは、全然珍しいことじゃないですし、そういう曲はファンからとても人気があったりします。JUMP担も「Do It Again」好きでしょ。「条件反射」も好きでしょ(笑)
でも、この曲は、自分が手放した相手を今でも思っているという超絶切ない内容の歌詞を歌いながら、女を抱く。……一体それはどういうことを表現してるの!?!?という動揺がまず1つ目の衝撃。そして、こんなに露骨に女性ファンの喜ぶパフォーマンスを女性ファンが喜ぶ曲調、歌詞の楽曲でかましてくるの凄すぎないですかという感心が1つ。
故に、問題作だと思います、もちろんいい意味で。好きなアイドル(リア恋枠のアイドル)の熱愛すっぱ抜かれたくらいの衝撃が走りました。
それに、普通のアイドルグループだと2枚目のアルバムでこの戦法はなかなか勇気要りますよね。狙いを定めて女を落とすやり方と言うか。大衆性ではなく、あえてターゲットを定めて確実にぶっ刺していく。ファンとしても、「Energetic」の少年性、爽やかさでWanna Oneいいかもって思ったところに、こんなエグい振り投げ込まれたら好きになる通り越しそうになるじゃないですか。冷静にパフォーマンスとして見ても印象的な振り付けですし。それもこれも、やっぱり期間限定だからこそ、思い切れることかなって。普通のアイドルグループがやると詰め込みすぎ、やりすぎ、待って待ってって感じることも、期間限定のWanna Oneなら受け入れられるというか、振り切って出来るという部分は絶対にあると思うんです。大衆性も蔑ろにできないしと思うと普通のアイドルグループだと、なかなかリード曲で挑戦するのってエネルギーいると思うんです。
でも、Wanna Oneが挑戦してくれると、アイドルという素材をそう調理するとそんなものが生まれるんだという見方ができて面白く感じたりもしました。


頭を冷やして考えても、やっぱりすごいんですよ。1枚目のアルバムから一転、Wanna Oneは切なさもこんなに表現できるんだという驚きもありましたし。スウェット姿のプラクティス映像でも、そもそも韓国語全く理解してないけど切ないのがひしひしと伝わって来ますし。
あと、なにより群舞。ストーリー仕立てになっているので、振り自体は複雑ではないかと思うんですが、綺麗に見せることは一朝一夕でできることではないですし、なにより同じ動きを11人がするというパワー。訴えかけるものがあります。
後世に語り継ぎたいWanna Oneのパフォーマンスです。MV見ずに文章だけ読んでる方、このMVのPerformance ver.だけは絶対見て(笑)

 


続いての曲は簡単に紹介します。
갖고 싶어
このタイトル、いくつか日本語訳があるようですが、「欲しい」「手に入れたい」という訳が多いような気がします。
歌い出し1フレーズ目の歌詞が
「너의 이름까지 갖고 싶어 」
日本語で「君の名前まで欲しい(手に入れたい)」
パワーワードすぎません!?!?!?
名前が欲しいというのは名字が欲しい、ということでオッケー?いや、そうだとしたらストレートすぎるだろ。女抱いたかと思えば、名前が欲しい。Wanna Oneガツガツくる。

 


ここまでが2017年8月のデビューから年内での出来事です。事変か。

 


続きまして3枚目のアルバムです。
まずは、タイトル曲「I.P.U」。
アルバムのタイトルが「I PROMISE YOU」と申しまして、そのリード曲なので…というタイトルです。韓国の人略すの好きだよね(笑)
曲やパフォーマンスに前作ほどの衝撃はさほどないんですけど、ひたすら多幸感に溢れた良曲です。
「桜の花が舞っていた日に初めて会った」と訳される歌い出しが、Wanna One誕生のきっかけである「PRODUCE101」の放送が始まった2017月4月という季節を連想させ、「僕を生まれ変わらせてくれた」とか「光になってくれた」という歌詞がファンを表しているという見方をする方もお見受けし、ファンとの出会い、繋がりを約束するという曲なんだと理解しました。素敵でしょ?
3枚目のアルバムで永遠誓うんですよ。トントン拍子か。
それにしても、デビューからずっとWanna Oneというグループと時間を共にしていたら、この曲はグッと来るだろうなと思うと同時に、デビューしたばかりだと思っていたのに、もう別れの時を想像してしまったりして、鈍く響く曲だろうなあと思います。


でもMVは、わちゃわちゃかわいいです。

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密着度高めだったり

 

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中島裕翔に負けない開脚が観れたり(これはどうでもいいか)


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「涙サプライズ」的な、「Come On A My House」的な多幸感であります。

 


あと、デビュー曲「Energetic」ぶりとなる悪い大人の遊び心で、クマの着ぐるみを着せられた子が。

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MV後半では、本当に耳が生えた!!


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パク・ジフンちゃんです。愛嬌と言えば、パク・ジフンです。
「ジフンちゃんをドーナツに埋めたらかわいいんじゃない?💕💕」とか「ジフンちゃんにクマの着ぐるみ着せようよ〜〜💕💕絶対かわいい💕💕(ガチ)」とか「キャー着ぐるみめっちゃかわいい💕💕じゃあ、耳生やしちゃお💕💕」って大人が確実に居たというなによりの証拠ですよ。悪趣味極まり無い。もっとやれ。菓子折り送りたいから住所教えて。

 


あと、私はこの曲、このMVでは、この人に注目だと思っています。ハ・ソンウン氏。私は勝手にハソと呼んでいる。

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この美白美肌な韓国美男子っぷり、そして帽子の似合うこと。そして歌がはちゃめちゃに上手いので、この子頑張って探してみて覚えてください。早生まれですがイケ世です。

 

そんな楽しい曲です。アイドルっぽい感じで。
同じアルバムにこの曲の「Propose ver.」も収録されています。Wanna Oneはストーリー性があるんです!芸術だったK-POPに物語性を取り込んでみたようなところもほかのK-POPグループと一線を画すプデュ出身ならではの魅力かと!

 


続いて紹介します「Day by Day」ですが、先に言っておきます。こちらの曲は、先程紹介した「Beautiful」を超える問題作(いい意味)です。「日に日に君を好きになっていくよ〜日に日に君が可愛く見えるよ〜〜」というのをめっちゃおしゃれ雰囲気のメロディーに乗せて歌っている曲で、その時点で最高!!と両手でガッツポーズしたんですが、この曲のダンスやばいんですよ(語彙力)。アイドルが、、、、いいの??こんな動画とかテレビで、、、、、いいの??私たちも普通に見てしまって、、、、、いいの??という文字通りの問題作です。


‪KCON 2018 THAILAND / Wanna One - Day by Day‬
2:10から見て頂ければ十分です。ドキドキしますよね。これぞ「背徳に悶えながら」です。振付師、運営、視聴者、そして踊るメンバー、みんな共犯です。広めようとしてる私はもっと重罪でしょう。Wanna One、ほんとすごくないですか?良い悪いとかもうよくわかんないですが、GOが出せてしまうのがすごいです。好きなアイドルのこんな姿なかなか見られないので、1人ずつ戻して再生しました。個性出るなあと思って楽しく観ました(?)。
韓国の歌番組は、チッケムと呼ばれる特定のメンバーを追うソロアングル映像もあるので、置いておきます。
私の推しミニョンさんの映像ですが、ミニョンさん残念ながら他のメンバーに隠れて見づらいので、センターカン・ダニエル置いておきますね。

ファン・ミニョン ver.

‪Day by Day Wanna One HWANG MIN HYUN FanCam

カン・ダニエル  ver.

Day by Day Wanna One KANG DANIEL FanCam


喜んで観るのもどうなんだろうと思う気持ちもあるんですよ。そんなの求めてないし。でもこんな見せ方されたらそういう見方しちゃいますよね。タダで見せてくれるなら見ますよね。そう思いますよね?(お願い共感して)

 


そして「I'll Remember」。

原題が「君の名前を」というだけあって、サビの「覚えているよ 君の名前を」という歌詞が印象的な曲です。
「I.P.U」「Day by Day」とこちらが照れてしまうくらい愛し合っていた様子だったのに、ここへきて急に別れの曲歌いだすんですよ、Wanna Oneって。「君の名前を覚えているよ」とか「運命みたいにまた会えたら」とか。そんな歌を歌われてしまうと、いつか来る、そう遠くはないWanna Oneとの別れを連想せざるを得なくなって、着々と別れ支度を始めているようにしか思えくなってしまいます。早いよ、まだ別れを想像させないでよ。と、発売当時リアルタイムで聴いていたら思っていたことでしょう。でも、期間限定と知った上で聴くと、Wanna Oneというグループのアイデンティティとして、永遠は存在しない、すべてに限りがあるという要素が1番にあるのだなと、だからひとつひとつがきらめいて見えるのだろうなと、そんな気持ちになります。いつか別れの日が来ると分かっていても、まだ幸せな歌を歌いたい、でも後悔のないように、惜しい気待ちを残さないように伝えたいことは全部伝え切っておきたい。そんな気持ちが随所に散りばめられているグループだと思うと、胸が締め付けられて、Wanna One沼にまた深く沈んでいくのです。


次のアルバム「1÷x=1(UNDIVIDED)」は、スペシャルアルバムという位置付けで、タイトル曲1つと4つのユニット曲が収録されています。このアルバムでは、ユニット編成から楽曲制作、レコーディング、イメージ撮影までをドキュメント番組として放送され、さらに11人が4組に分けられたユニットは、それぞれが韓国の有名なアーティストによってプロデュースされる投資っぷりです。さすが、大型新人Wanna One
このアルバムからは、ユニット曲を1つ紹介させて下さい。


‪ Lean On Me FOREVER AND A DAY‬
4組に分かれたユニットのうちの1つLean On Meと名付けられたユニット*3が歌う「Forever and a day」です。年長組トリオがしっとりと歌い上げる本格的バラードのこの曲ですが、原題は「永遠+1」。曲中の「永遠とさらにもう1日だけ」という歌詞もグッときませんか。期間限定のWanna Oneだからこそ、必要以上にグッときませんか。普通、永遠を願うだけでも十分なのに、さらにもう1日。私もWanna Oneが永遠ともう1日続いてほしいという気待ちになりました。Wanna Oneが永遠ともう1日続くことを強く願う、そんな気持ちになるのに、よく歌詞を見ると、「永遠ともう1日 」という歌詞は「覚えていて僕を」「覚えておくよ 君を」「今の僕たちを」という歌詞に掛かるんです。この曲、今の状況や関係が続くことを望んでいるわけではないんです。1日でも長く、永遠とさらに1日だけでいいから記憶に留めておいてほしい、忘れないでほしいと願う曲なんですね。Wanna Oneが続くことをではなく、Wanna Oneがなくなってしまっても忘れないでほしいという思いかなと受け取れる歌詞です。切ないけれど、決して後ろ向きな歌詞ではないです。別れは悲しいことだけれど、静かに受け入れて、今を全力で駆け抜けていた。そんなところもWanna Oneの魅力です。


このユニット、私の推しミニョンさんがいらっしゃいます。皆さん気づきましたよね?

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はい、メンバー1人覚えましたー。ようこそ、Wanna One沼へー。(棒読み)

 


おっと、長くなりすぎて申し訳ありません。
最後は、Wanna One最後のアルバムからです。
まず、最後のタイトル曲「Spring Breez」。11月に発売されましたが、タイトルは「春風」。Wanna Oneは1月で活動を終えました。Wanna Oneとして春を迎えることは絶対にありません。そんな彼らの最後の楽曲のタイトルが春風だなんて、なんて切ないんだ。と思われるかもしれませんが、切ない以上に温かみがある曲です。

なによりタイトルの春風は、「春風が過ぎたらまた会おう」というサビの歌詞から来ているタイトルなので、とても前向きです。別れを惜しむのではなく、再会の約束をする。きっと今以上に、今よりもっと…という気持ちを歌った曲です。

 

最後のアルバム、「1¹¹=1 (POWER OF DESTINY) 」。この最初から分かっていた別れのために、本当に多方面に、漏れのないように、別れを惜しみ、でも前向きに、でも恋しく思う気持ちも見せて、と綿密に準備された楽曲たちだと思います。最後にふさわしい模範解答な曲たちだけれど、伝える相手も違えば内容も違う。手紙のような構成になったアルバムです。このアルバムひとつで、Wanna Oneからの全ても気持ちを受け取れたようなそんな気持ちになりつつも、最後と分かっているからこそ、挑戦せず、確実にWanna Oneらしさに置きに行くことで満足度を高めてくれた、そんな感じです。

このアルバムで憎いのは、ファンに向けた楽曲「12番目の星」は、CDだけのボーナストラックだということ。買わせるためだなんて、そんな現実的なこと言わないでください。

Wanna Oneは多分そうじゃない。だって、アルバム出すだけで売れるのは確実ですから。天下のWanna Oneは、天下のWanna Oneだからこそ、大事な曲はそう簡単に聴かせない。立つ鳥は跡を濁さない。大衆性と特定性のバランス秀逸なんですよWanna One運営の。

こうしてWanna Oneは綺麗に物語を締め括ったわけです。よくできてるでしょ、どっかのお伽話みたいでしょ。

 

好き勝手語っておいて、締め方が分からなくなってきました(笑)。

こんなに書いたから、まだWanna One戻ってきてと思っているのかと言われたら、それは違います。たまたま1年経ったので思い出してみたにすぎません。どちらかというと、戻ってきてほしいのはX1の方です、断然X1の方です!!!!(まだ言う)(ずっと言う)

 

私がWanna Oneを知ったのは解散の3ヶ月くらい前でした。10月頃だったと思います。知るのが遅すぎたことに対する勿体なさはずっとあります。そう簡単に拭えないし追いつけないものもたくさんあるなと思いました。だから、X1はプデュからリアタイしたし、最初から最後まで応援すると意気込みました。でも、そんな思いも虚しくX1は上手くいかなかった。見たかった姿、作って欲しかった思い出、過ごして欲しかった時間がいっぱいありました。

そう思うと、私がWanna Oneを知るのは遅過ぎたけど、Wanna Oneは、最後きちんと別れを伝えられたし、今しかない今を無駄にせず全力で駆け抜けてやりきることができたんじゃないかと思います。それがどれだけ凄いことなのか、今になって思うわけです。

過ぎたことは過ぎたことだし、綺麗な思い出のままにしておいた方がいいことだってあります。現に、Wanna Oneメンバーはそれぞれの道をしっかり歩いているのですから。そして、Wanna One出身という肩書きも必要なくなる日がすぐにやって来ます。むしろ、票数操作の一件で、積極的に使わない方がいい肩書きになってしまったかもしれません。

でも、Wanna Oneの誕生や軌跡、プデュから解散までの、本当に大きな大きなプロジェクトを大成功に収めたことは、K-POP史に残る出来事だと思います。だからこそ、Wanna Oneが1年半という活動期間だったから出来たことなのか、5年だったらどうなるのか、X1でぜひ試して欲しかったな、なんて思ったりもするわけです。でも、それはもう無理なので、せめてWanna Oneを語り継ごうと思った次第でございます。

目がしょぼしょぼしてきましたので、この辺で終わろうと思います。お読みいただきありがとうございました。

尚、ここ数年、Hey!Say!JUMPについて書いておりませんが、私自身はあくまでHey!Say!JUMPのファンで、K-POPオタクに転身したわけではございませんのでご安心ください(安心なのかこれは)。

デビュー日でも解散日でも、いつでもいいので、また皆々様、Wanna Oneのこと思い出して、思い出聞かせて頂けたら嬉しいです。私もまた気の向くままに誰かのファンをやりつつ、Wanna Oneをたまに思い出したりしてみます。

以上、1周忌でした!解散!

*1:過去記事①好きになったアイドルグループには、残り時間があった - 門限の9時

過去記事②2019年1月27日 - 門限の9時

*2:韓国の芸能事務所の練習生101人から新グループのデビューメンバー11人を完全視聴者投票で決めるという趣旨のオーディション番組。2018年6〜8月に放送された「PRODUCE48」は「PRODUCE101」と48Gがコラボした企画

*3:各ユニット名はファン公募、投票により決定