門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

君の色

遅ればせながら、岡本圭人くん、23歳のお誕生日おめでとうございます。
23歳になった君へ、「今は将来を語るより、早く追いつきたい」*1と言う君へ…
私も、君について語るより先に、とある曲の歌詞を届けたい。
誰かと比べて、今の君に足りないものがあるなんて、私はちっとも思わないから、"追いつく"だなんて言わず、君らしくやってほしいと思う。



あか あお しろ きいろ 咲いた花のように
僕の色 君の色 みんなキレイだね
みずいろ みどりいろ 未来はどんな色?
前を見て 胸張って もっと夢色

元気出してこっち向いて うつむいてないで笑顔見せて
忘れないでどんな時も 僕がそばにいるよ

「自分には似合わない。」そう決めつけてた
あの服を もう一度着て カラフルな街へ出かけよう
今すぐ!

あか あお しろ きいろ 思いっきり描こう
それぞれの 画用紙を はみ出すくらいに
僕ら混ざり合えば 何色になるかな?
雨上がり 見上げてる 空は虹色

簡単には逢えないけど 「神様」ってちゃんといるんだよ
小さなズルも がんばりも すぐ近くで見てる

過ぎ去ったことを引きずってないで
目の前の幸せとか 楽しい時間を もっと大切にしようよ

あか あお しろ きいろ どんな種をまこう
僕の夢 君の夢 きっと叶えよう
みずいろ みどりいろ 未来はどんな色?
前を見て 胸張って もっと夢色

あか あお しろ きいろ 咲いた花のように
僕の色 君の色 みんなキレイだね
みずいろ みどりいろ 未来はどんな色?
前を見て 胸張って もっと夢色





Hey!Say!JUMPの「夢色」と言う曲の歌詞。かつて、忍たまのエンディング曲として歌われていた曲。
君に、この歌詞に並んだ言葉、一つ一つを届けたいと思った。私が今ここでこんなふうに思っているということが届いてほしいと思った。


君は、「なりたい自分の姿がたくさんある」と言った。それはとても素敵なことだと思う。
でも、その発言をした「9年目の自画像」を読んで、私が一番に感じたのは、"彼は、自分の色をまだ見つけられていないのだろう"ということだった。



君は、一体何色なの?何色を着たいの?



身体はひとつ。君はたったひとり。
一度に全部は着ることはできない。


選んだら選ばれないものが生まれるし、何かを好んだら好まれないものが生まれる。目に映るのは、反射された色。嫌われた色。好かれた色は目には見えない。
理不尽かもしれないけど、世界はそうやってできている。というか、そういう対立した概念でバランスを保っている。


君は、心の広い人だ。目に映るもの全てを愛そうとする。受け入れようとする。
誰のために?
もちろん、自分以外の誰かのために。


メンバーやファンは、孝行とか、恩返しなんて、そんな報いは最初から求めてなんかいない。
少なくとも、私は、君と一緒に、君に一番似合う色を探したいと思うし、君にぴったりな色を見つけてあげたいって思う。
何度だって塗り直していいんだよ、君は。
グループには、塗り直さないほうが良い子もいるし、塗り直せない子もいるかもしれない。
でも、君はきっと、何度だって塗り直してくれていい。塗り直してほしい。気に入らない、これじゃないって、収まらないやつでいてほしいんだ。そういう人になってほしいって、超個人的かもしれないけど思っている。
もっと、多くの色に染まって、そこからしっくりくるものを見つけて行けば良い。しっくりこなくたって良い。


チャンスの順番は、待ってたって回って来ない。
だから、たくさん着てみるんだ。
似合わないなら似合わないって、ちゃんと言ってくれる仲間が人が、君にはちゃんといるから。


君の色を、君らしい色を
見つけてほしい。

そして、夢を見て、夢に色を塗って、塗り直していけばいい。



君に届いてほしい。

「前向いて 胸張って もっと夢色」


23歳のお誕生日おめでとうございます。
いろんな色に染まった君が沢山見れる1年になりますように。

*1: ポポロ「9年目の自画像」