門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

「笑顔」の似合う人

高木くん、26歳のお誕生日おめでとうございます。



彼の笑顔を見るたび、彼が今ここにいるのは必然なのだと感じる。
彼は、本当に幸せそうに、楽しそうに笑う。
彼が笑うとこちらも幸せになる、嫌なこと全部吹っ飛ぶような、あの笑顔が見れるならなんだって出来てしまえるような、世界でたった一つの笑顔を持った人だ。
彼は、「笑顔」のよく似合う人だ。



そんな彼は、海が好きだと言う。

「海に行って、笑顔にならない人はいないから。」

海が好きな理由が彼らしくて、私はとても好きだ。
彼は、人が好きだのだろう。
メンバー、家族、友達、周りの人を大事にしているのがすごく伝わってくる。
精神年齢は最年少と言われるが、人を大事にできるというのは大人な証だと私は思う。
彼は、素敵な人々に囲まれて生きてきたんだろうと思う。それだけで、私は彼のことを愛しく思うことができるし、幸せを分けてくれる笑顔に納得することができる。
彼は、「海」が似合う人かもしれない。でも、やっぱり「笑顔」のよく似合う人だと思う。


楽しいことがすごく好きな人で、コンサートでは必ず「騒ごうぜ!」と観客を煽る。
自分だけじゃなくて、周りの人と一緒に楽しみたいっていう気持ちを感じる。
Hey!Say!JUMPが彼にとって「楽しい場所」であり、「思い切り騒げる場所」であってほしいと思うし、彼のグループに対する素直な一言一言から、そういう場所になっているんだということを感じる。

有岡くんとふたりでやっているラジオを聴いていても、有岡くんの話に素直に反応して、屈託なく笑っている彼の笑顔が容易に想像できるし、「いただきハイジャンプ」での飾らないリアクションも微笑ましく感じる。


彼の「好き」には、不思議な重みがある。
「海が好きだ」と笑う彼に、一寸の曇りもないし、「JUMPが好きだ」という彼に、少しの迷いもないように感じる。
理屈はいらない、好きなんだ。何が悪い。そう言われているような気さえする。
彼の「好き」には、時間がある。
毎年夏が来るたびに海への「好き」を叫び続けているし、Hey!Say!JMPへの「好き」だって誰よりも早くから口に出していたし、随所随所で「JUMP好きだ」と素直に言えるのは彼だけだったりする。
「好き」の似合う人は、「笑顔」の似合う人だと思う。



そんな彼のことを、個人的に一番好きだと思ったのは、昨年夏の「24時間テレビ」での働きぶりだ。
彼は、24時間テレビ内で、「錦江湾横断リレー」に挑戦する予定だった。
しかし、桜島の噴火の危険性が高まっていた影響で、やむなく挑戦を断念するという決断を強いられた。
彼は、それに従い、真摯に頭を下げた。一緒に挑戦する予定だった子供たちの頑張りを称え、本当は悔しいはずなのに、それをグッとこらえてカメラの前で話す姿はとても印象的だった。
さらに、企画が中止となった影響で、彼が武道館にいる時間は必然的に長くなった。その分、コメントを求められたり、パーソナリティーとしての動きが多く求められることとなったのではないかという印象を受けた。
彼は、不安の色を少しも見せることなく、武道館での役割を全うしていた。
その姿がとても頼もしくて、出来る男だなと思ったのだ。
深夜帯の出演もこなしていたし、他のメンバーの集中力が切れかけているのがテレビの前に居てもわかる時に、変わらずきちんとコメントをし、番組作りに参加していたのは彼である。

結局、彼の根本は「人が好き」ということだろうと思う。周りの人が楽しそうにしていると彼自身も楽しそうだし、楽しいものや良いものを作ろうとしているところに積極に参加していくのは彼の良さだ。
冠番組でも、彼自身のキャラが立っているのはもちろんだけど、そのおかげで、番組がすごく面白くなっているのも事実だし、一番チャラそうな彼が楽しそうにしているとグループに親しみを感じやすい。
彼は、ただ、楽しいからそうしているだけで、少しも狙ってはいないだろう。でも、「楽しいところ」へ恐れなく踏み入れていけるのは才能だと思うし、「楽しいところ」へ「騒ごうぜ!」の一言で誘ってくれるのも彼の良さだろうと思う。

だから、彼の「好き」には不思議な重みがあるし、信じれる「好き」だと思う。
だから、彼の「笑顔」は無敵だし、「笑顔」が似合う人なんだろうと思う。


きっと、この世界は楽しい。毎日は楽しい。
「好き」なら「笑顔」になれる?
「笑顔」でいれば「好き」になれる?
どっちもだ。順番なんてない。
好きなら笑えるし、笑えるなら好きになれるさ、きっと。

あなたが言った好きって言葉が
心に響くの
まるで、はじめて言われたみたいに
嬉しくて涙があふれる

「LOVE」/MACO


彼は、「笑顔」を見失ったりしないだろう。根拠もなくそう思う。
彼にはずっと笑っていてほしいと願う人は、きっと私だけではないはずだ。
目を閉じて浮かぶ彼は、いつも目を細めて、白い歯を出して笑っている。


髙木雄也くん、26歳のお誕生日おめでとうございます。