門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

ジャニヲタとメモ


テストやレポートはまだ残っているものの、授業が終わりほぼ春休みに突入した私は、翌日が休みなのを良いことに、夜更かしをしながら「就活ノート」なるものを作っていた。
就職活動を目前に控えたこの時期、やらねばならないことが山積みだし、新しい情報もとめどなく入ってくる。ジャニヲタ的に、これを乗り切るには、ノートを作るしかない、と思って、コンサートメモの如く、ノートを作ってみた。


"「就職活動」に関わるものをストックする"
ルールはこれだけ。
そんな時に、この記事を見つけた。
ジャニヲタになってメモ魔になった。
そしてそれを就職活動に生かそうとしている。
この「就活ノート」が私の就職活動の軌跡になると考えたら、私のジャニヲタ活動の軌跡である「ジャニ活ノート」(笑)の存在がいかに重要で偉大な物かが分かる。


そんな私の「ジャニ活ノート」を紹介、いや、勝手ながら晒させて頂こうと思う。


「ジャニ活ノート」誕生まで

ジャニヲタ界隈でSNSの利用が主流になり、今や何を取っても公式より速く情報が入手できるようになった。
それと同時に、TLに溢れる興味深い考察や分析、感想…ジャニーズに関するありとあらゆる情報をSNSで閲覧・保存できるようになった。


テレビや雑誌、ラジオから得るものも全て情報だとすると、ジャニヲタは実に多くの媒体から多くの情報を収集して、感じたり考えたり楽しんだりして、さらに発信する。就職活動に似た活動を営んでいるといえる。

私も例に漏れることなくジャニヲタとして情報収集をする日々を送っており、こうしてブログ等を通して発信しようとした際、行動しようとした際、情報が散らかり過ぎていて、必要な情報が見つからない、という壁にぶち当たり、第二の脳というのは大袈裟だが、確実に記憶・記録しておく場所が欲しいと感じるようになった。


これが、私の「ジャニ活ノート」の誕生だった。
"「ジャニーズ」に関わるものをストックする"
もちろん、ルールはこれだけ。
「ジャニーズ」について引っ張り出したい情報があればここを観れば確実という場所。特に現場事に対してその思いは強くなった。

試行錯誤の「ジャニ活ノート①」

私が初めてジャニーズ専用のノートを作ったのは、2013年。メモ魔としてはまだまだ新規である。

私が使っているのは、どこの文房具売り場にでも並んでいるリングタイプのノートである。サイズはA5。

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現場で立ちながらでも書けるように、表紙がしっかりしていて、いらない部分は切り取れるキリトリ線もついている。
罫線が苦手なので方眼紙。後ろには、ちょっとした袋もついていて、チケットや降り物、お手紙などの一時保管場所になっている。
使い勝手は良い。

"「ジャニーズ」に関わるものをストックする"
ただそれだけで初めたノートは、最初は使い方に戸惑った。
そこまで現場数も多くないのに反してノートを埋めたい気持ちもあり、最初は日誌型からスタートした。

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その日のメディア出演情報、その日TLから流れてきた現場レポ、早売り情報、公式情報、目撃情報、元日から毎日書き溜めた。

3ヶ月書き溜めたところで、私の凝り性な性格が仇となり、日に日に網羅したい情報が増えてた挙句管理不能になって廃止。

この作業はEvernote様に委託。


もちろん、通常の現場メモとしての役割は継続。

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現場で書いたぐちゃぐちゃのメモを後で整理の為に清書している。この時は、ぐちゃぐちゃのものは処分してしまっていた。
会場のセットやアクセスも書いている。
まずは、セトリを一覧にして、そのあと1つずつ触れてまとめている。
2年経った今、「シャーペンは擦れる」ということを学んだ。


時々、こんなことを書き殴ることもある(笑)

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ツイートするほどでもないどうしようもないことを書く。後で見返すと、不思議とその時の気持ちを思い出す。Twitterだと自分で探さないと見返すこともないから、その点はメモの面白さだと思っている。


さらに、ダンスのフォーメーションを書いてみた。

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これが意外と、出先で動画が観れないときに見ると楽しめる(ただしノートを持ち歩いてる必要がある)。

あと、振込やチケット詳細、公演情報とか、CDやDVDの収録内容も、頭の整理の為に一旦書くことが多い。

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これは、面倒臭いからなかなかやろうと思う人いないだろうけど、雑誌やパンフなどの発言をメモ。

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これはNYC写真集のインタビュー内容の一部分。


さらに、録音機能のあるラジオを持っていないことから思いついた、ラジオの書き起こし。

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自担のラジオから、

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自ユニのメンバーに少しでも触れてくれたタレントさんのラジオまで(こっちがメイン)。


大倉くんの「日曜日好っきゃねん」(約30分)に我らがHey!Say!JUMPの高木くんがお邪魔させて頂いたときの書き起こしは、10ページ超えの超大作に(笑)←馬鹿

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2週出たと記憶しているのだが、1週分しか書いてない(さすがに諦めた)。


そして、試行錯誤で終わった1冊目のノートの反省も

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ちょっと待て、日誌型を復活させようとしている……懲りてない…………


「ジャニ活ノート②」

試行錯誤に終わった1冊目からデザインは変わらず心は心機一転した2冊目は、残念ながら1冊目の反省を何も生かすことなく日誌型の廃止を継続したまま、なんとなく使い方が確立してきました。


2冊目からは、現場で取ったメモはそのまま、切り取って捨てずに、清書で綺麗になった感に浸れるスタイルに。

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やまゆと!(笑)


そして懲りない書き起こしシリーズ。

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「smart」初回特典DVDのインタビュー書き起こし


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常人からしてみたらよくそんなこと出来るなという作業だと思うが、凝り性のジャニヲタである非常人の私にとっては、だいぶムダのなくなった使い方になったと自負している(笑)


何よりEvernote様やExcel様などを使いこなすようになったことも大きい。

Twitterは毎日Evernote様が記録してくれるし、雑誌の発言や長い文章は、打ち込んだ方が速いくらいタイピング速度が上がったし、機能や関数が使えるようになった。
しかし、ノートを見返す楽しさはやはり捨てがたい。


私はレポを流すとか、第三者に発信、共有する為にメモを取っているわけではない。
ただ純粋に、私がアイドルを「好き」だという事実を根拠と共に記憶したい、忘れたくないというだけである。

なぜ記憶したいのか、忘れたくないのか。
それは、アイドルを応援することにゴールや目標、目的などがないからである。
就職活動には、内定というゴールがあるが、アイドルを応援するのはあくまで趣味の範疇に過ぎない。だからこそ、「好きだから」という理由以外に、私にペンを走らせる、行動を起こさせる原動力がない。


「内定」は目に見えるけれど「アイドルの応援」は目に見えない。自分で線を引く以外ゴールがない。自己満足の世界で、見たこと、考えたこと、行動したこと、を記憶することで、言い換えれば認識することで、私は「アイドルを存分に応援した」こと思える。

アイドルの応援の仕方は人それぞれ。人それぞれだからこそ、「好き」だという事実を証明できる何かがほしい。
忘れないようにすること、一瞬一瞬を見逃さないこと、たとえ自己満足でも、それは立派な目的でもある。
普段からそんな重いことを考えてメモを取っているわけではないが、メモを取るなどジャニヲタが記憶するのは「好き」だと実感するためなんじゃないかと私は思っている。


さあ、メモを取りたいから早く現場!
おっと、その前に「カラフト伯父さん」振り込みを忘れないようにしなくては!