定義なんてなくていい
授業で発表担当が回ってきた。毎週生徒が一人ずつ、教科書の該当範囲をパワポやレジュメにまとめて発表していく。今日は、私の担当だった。
大きく言って経営系の内容のもので、発表が終わったあと、生徒と教授を踏まえて討論という名の談笑が繰り広げられるのがお決まりで、毎回そのとき話題のニュースを教授なりの見方で話てくれるので、聞いていて楽しい。その時間を長くしたくて、発表時間を人より短くした(サボった)。
今日の話は某コンビニエンスストアLの話で、自分の発表が終わった安堵感で一字一句覚えていられなかったが、どうやらその某コンビニの敏腕社長が、「コンビニには定義がない」と言ったらしい。教授的には、その考え方がすごく良いなと思ったらしく、紹介してくれたようだ。
普通、「この商品が一番売りだ」とか「価格の安さは誰にも負けない」とか分かりやすい強みだったり売りがある方が良いと思うはずだ。しかし、その社長は、「コンビニは定義がないから、銀行もできるし、薬局もできる」と言ったそうだ。それが強みだと、だからこれから先どんな時代が来ようとも、この業界は、この会社は大丈夫だという自信があるようだというのである。
ジャニヲタの私は思ったのだ。
「アイドルも一緒じゃないか」と。
アイドルに、明確な定義はない。
何をやればアイドルとか、何を満たせばアイドルとか、明確なものは存在しないと思う。
卵が先か鶏が先かのような取り止めもない話だが、アイドルはアイドルになるものなのか、アイドルと呼ばれるものなのか、定義がないものなのだ。
ところが、私は結成日のエントリで、アイドルはこうあれ、だからHey!Say!JUMPはこうあれ、と自分の定義をそれも狭義の意味での「アイドル」を突きつけていたのではないかということに気づいたのである。
アイドルは歌とダンスを生業にしている生き物だ。だから、Hey!Say!JUMPも歌とダンスで天下を目指してほしい。
まさに"希望的リフレイン"である。
全メニュー美味しいレストランでいいじゃないか、むしろ、Hey!Say!JUMPのなりたいグループ像の原点は、「サーカスだったりバンドだったり、なんでも出来るグループに成長していかないとな」(by山田)であるはずだったわけだし。
もちろん、アイドルとコンビニは違う。でもこの際、買いたいものが24時間買える、なんでも出来るコンビニみたいなグループでもいいじゃないかという考え方さえ生まれてくるわけですよ。
ダンスと歌とキラキラ感と、かわいいとかっこいいとわちゃわちゃ感と……欲しいときに全部くれるアイドルもありなんだと思うのです!!!
欲しいときに全部くれるアイドルっていうのには、今年のアルバムツアーを見た感じまだまだなれそうにない気もしますけどね(笑)