門限の9時

ここに無い魔法 帰りの電車

○○があればルールや秩序なんていらない

11/21、東京ドームへ

ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー最終公演

を観に行って来ました。



どういう風の吹きまわし?と思いますよね(笑) わかりますわかります。私も思ってます(え

ポールファンの父親が命懸けでとったアリーナ席に同行させていただいたのです。父がポールの大ファンということもあって、曲も普段からそれなりに聴かされて育ってきたので、ポールのライヴに行けるものなら是非とも同行させていただきたいと申し出たのです。



東京ドームへは何度か足を運んだことがありますが、全てジャニーズ(しかもJUMP)のコンサート。雰囲気は全く違いました。(世界的アーティストと比べんなって話ですが)


セットもメインステがあって、サイドに縦に長いスクリーンがあるだけで至ってシンプル。アリーナのど真ん中に音響器具やら撮影器具やらがステージと同じくらいの高さであって、アリーナ席上空にはロープウェイのようにカメラが動いていたのはびっくりでした。


グッズには想像以上の数の人が並び、売り切れ続出。開演時間はかなり遅れました。



開演してからの雰囲気も本当に新鮮でした。全力でポールに敬意を示し、体でポールの音楽を感じる、そんな最高なライブでした。


約半世紀近くも歌い継がれる名曲や最新アルバムの曲たちもたっぷり聴くことができて大満足です!



各々がポールに向けて声を出す。ポールに届くか届かないかなんてどうでもよくて。
各々が高く手を上げてクラップしたり、拳を挙げたり、リズムを取ったり、思いっきり歌ったり。肩を組むご夫婦もいました。


ジャニーズのコンサートでは絶対見られないノリですね。


私が座って居たアリーナ席からポールの姿なんて全く見えませんでした。にも関わらず、隣の父や近くのファンの方の熱狂ぶりが本当に新鮮でした。JUMPコンなら見えてなんぼ、伝えてなんぼな人たちばっかりだから。(だから比べるなw)



んーでもあのDVDの客席見た後だと比べちゃうよね。誰も、どこも置いてけぼりにならない一体感のあるLIVE。確かに、ポールはソロのアーティストだし、9人もいるアイドルグループとは全然違うと思うけど、それでもポールのLIVEを見た後に感じたのは、


Hey!Say!JUMPのコンサートはじゃんぷ対ファンじゃなくて1対1のやりとりで成り立ってるんだなってすごく感じた。



せっかく9人いるのに、分散してたらそりゃパワーにならないわ。


コンサートで私は9人が作る10、100、1000…ってパワーを見たいのに、1+1+…+1=9を見たいわけじゃないっていうか



ポールの話に戻ると、あの時東京ドームの客席にあったのは、彼への愛や彼の音楽への愛だったのです。全力で感じたい、ただそれだけなんです。ルールとか決まりとか無かった。だけど絶対、あそこにいた全ての人が1人残らず幸せになってたはずです。JUMPも何人かいたならわかると思うけど。


もちろん、人としてのマナーを守るのは当然ですよ。でも、じゃんぷのコンサートも、自分が楽しければいいんじゃなくて、隣の人も楽しいかな?じゃんぷは楽しいかな?初めて来た人は楽しいかな?って考えたときに楽しい!って思えるコンサートになったらいいなあと思いました。



ポールは、本当に素敵でした!!!!!
3時間の間、お客さんの前で水を飲む姿は一切見せないで歌い続けておられました。71歳になっても、国境を超えて日本に来てくれた彼に敬意があれば、1人1人に彼を愛する気持ちがあれば、ルールや決まりがなくたって一生忘れないLIVEになるんです。その日初めて会った人たちとポールとポールの音楽を通じて、ひとつになれたそんな気持ちになりました。ダンスもMCもありません。歌だけの3時間はあっという間でした。



ポールはまた来ると最後に言ってステージを後にしました。次も行けたらいいな。




途中愚痴っぽくなってしまったことをお許しください。